super baby faceとは

「super baby face(スーパーベイビーフェイス)」は女性4人組のロックバンド。現在は活動休止中だ。メンバーの脱退で活動が継続できなくなったのが理由か?
彼女たちの音楽を支持する芸能人は多く、アルバムを発表した際にはブログなどで紹介されることもあった。本人たちとは一切交流のない有名人なので、純粋に、いちファンとしての紹介だったようだ。これは嬉しい。
プリンセスプリンセスに代表されるように世の中にガールズバンドはたくさんある。そしてそのほとんどが短命に終わっている。解散、活動休止中のガールズバンドの多いこと。ZONE、中ノ森バンドなどなどことごとく解散した。(近年、再結成して現在活動中のガールズバンドもいるが)

「super baby face」はパンク、ポップ、ビジュアル、ともにガールズバンドの王道とも呼べるようなガールズバンドだった。メンバーひとりひとりにもしっかり個性とキャラクターがある。2007年に発売された、KISSにインスパイアされたようなアルバムジャケットもかっこいい。他のガールズバンドに比べ、ロック色が強かったのもうなずける。彼女たちが選んだ、築き上げた音楽がそれだった。そして有名人がそれを支持したのだ。かっこいいと。彼女たちのライブに行ってみたいと。
ガールズバンドの宿命ともいえる活動休止状態。この先「super baby face」としての今後の活動は未定だが、個々の活動も含めて、個人的には応援したい。

定期的に会える女性を作る

super baby faceの衝撃

数年前、友人に誘われて行ったのが「super baby face」のライブだった。ライブに行く前、彼女たちのことはまったく知識がなかった。曲もまったく聴いたこともなかった。
女4人組だし、アイドルみたいなもんだろと思っていた。その思い込みはライブが始まった瞬間に消し飛んだ。
アイドルなんて安っぽいものじゃなかった。ビリビリ伝わってくるロックな空気。その中にもかわいらしいポップな要素が含まれていて「なんじゃこりゃー」なステージだった。一瞬で圧倒された。そして「super baby face」の虜になった。
ライブの帰り、興奮冷めやらぬ状態でCDショップに寄り、まっしぐらに彼女たちのアルバムを買った。
それからは毎日ヘビーローテーションでそればっかり聴いていた。一緒に行った友人からは次のライブ情報などを仕入れるようになった。
ライブまでの期間があくと、熱が冷めてくるのか飽きてくるのかテンションが下がっていった。ライブでのパワーが薄くなっていったのだ。
しばらくして、「super baby face」のメンバーが脱退したと友人からきいた。そのときはライブにも行っていなかったし、すでに興味は失せていたので「ふーん」程度だった。名前が挙がって思い出したのでCDを聴いてみた。そうしたら数年前のあのファーストインプレッションが鮮明に蘇ってきた。同じ衝撃がきた。もうすでに活動していないのは聞いていたので、もったいないなと思った。

『リンダリンダリンダ』

女性バンドをテーマにした映画作品がある。
「リンダリンダリンダ」である。
とある地方の高校に通う女子高生が文化祭のステージに向けてオリジナル曲を練習していたが、あるきっかけで分裂。数日後に迫った文化祭のステージを成功させるべく、ブルーハーツのカバー曲を猛特訓!奔走するというストーリー。
若さと情熱あふれる作品になっている。
この中で出てくるのがまさにガールズバンド。軽音部所属の女の子たちだ。目標のステージは高校の文化祭。素人をメンバーに引き入れて成功させようというのだからアマもアマ。大アマだ。しかし、だからこそ笑って泣ける青春映画なのだ。
本番の文化祭ステージのシーンは迫真もの。ブルーハーツ特有のシャウトを完璧にコピーしたヴォーカルの歌声。必見です。

プロとしてやっていくわけじゃない。自分たちには文化祭のステージが関の山。そう思いつつも真剣に完璧に演奏しようとする彼女たちの姿に心打たれます。そしていつの間にか彼女たちの演奏に、歌声に、ステージに引き込まれていきます。
ブルーハーツの「リンダリンダリンダ」は誰もがよーく知っている曲なのに、彼女たちから聴こえてくるのは違う「リンダリンダリンダ」になっている。まるで彼女たちのオリジナル曲かのような錯覚さえ。

山下監督が集めたバンドメンバーの顔を見れば納得だ。このメンツで面白くないわけがない。弾ける若さと情熱が作品の最初から最後まで浸透しているようだった。